3か月にも渡る外構工事が終了しようとしています。数々の植物も無事に根付くことを祈るばかりです。I様外構工事のテーマは「自然な感じ」です。高低差のある敷地ですが、できるだけコンクリートの擁壁など無機質的要素を排し、天然石や枕木、法面の芝などでその段差を処理しています。
道路からの様子です。ブロック塀、フェンス、生垣、などといった仕切りはなく、低い植栽で境界を形作っています。
池周囲にもいろいろと植物を配します。メダカも泳いでいました。サワガニもいました。
この土地の斜面から自然に湧き出る水と、屋根からの雨水がその源です。向こう側のデッキの下に、貯水タンク(便槽を流用)が眠っています。
池周辺を上から見下ろしています。
リビングに続くデッキがあり、池やその周囲の植物を見ながらゆっくりできるスペースとなっています。
玄関へのアプローチです。
踏み石は鉄平石です。職人の技が光ります。
階段へは斜めに近づくレイアウトで、雰囲気を出しています。アールの小道は高くつきますが、それに見合うだけの価値はありそうです。
この場所は、松本市の定める風致地区(ふうちちく)に指定されており、景観に配慮された色彩や植物との共存が積極的になされるべき地域とされています。アメリカンでも、イングリッシュでもない、新しいスタイルのガーデンだと感じませんか?
レンガ調のインターロッキングの駐車スペースです。ピンコロボーダーや車下の芝は定番ですね。道路付けから400mm程度上がっていますが、滑らかなアールを描きながら敷き詰められています。できてしまえばそれまでですが、職人の技と根気がいる仕事です。
法面(のりめん)を芝生で処理した様子です。ここは建物の東に面しており、夏は午後から日陰になってゆきます。夕涼みする様子が見えるようです。
高低差は枕木階段で処理しています。
東道路より見る。
向こうに見える片流れの家と色のトーンが似ているためか、はたまたガーデンスタイルが似ているためか、違和感を感じることがありません。街並みを意識して、周囲の近隣と調子を合わせることも必要ですね。
これまでにあまりないスタイルだと思いますが、職人の手作り感がよく出ている好例だと思います。
家も外構もやはり手間暇かけてするのがいいようです。
タグ別アーカイブ: 完了プロジェクト
完成パーティーBBQ→HappyLife
松本市Mさま邸も無事にお引渡しが出来ました。建築主のMさまはもちろんですが、ご協力いただいた職人の皆様、関係者の方々に改めて感謝申し上げます。
生活が落ち着きましたら、改めて取材・写真撮影会をさせていただきたいと思います。(Mさん、よろしくお願い致します!)
ナニ風、と呼べばいいのでしょうか?ダークブラウンと白壁が落ち着いた雰囲気を醸していますね。田園風とか、安曇野風といったキーワードでしょうか。
木をふんだんに使っているので、少し色あせた時期がとても楽しみです。
玄関ドアもずしりと重~い感じがしますね。外壁は米杉(ウエスタンレッドシーダー)ざらざら仕上げ=定番です。彫の深い縦ラインが出て、外観がしまります。かれこれ15年間、ず~っと使用しています。
板は外壁に向かないのではないか、やはりサイディングがいいのではないか、とはこれまで一度も考えたことがありません。最近では、少し巾は小さ目ですが、信州カラマツでも同じ雰囲気の出るものが登場しています。
最後の最後で、建築主のMさんと共に、外部ゴミ置き場兼用のボイラーなどの目かくしフェンスをいっしょにつくりました。あそこにいるのはMさんなんです。
何をしていただいているかといえば・・・屋根の野地板を釘打ちしてもらっています!気を付けてぇ~。
3日ほどかかって、こんなに立派にできました。たて棒の柵の中にボイラーな格納されていて、見た目に非常にGOODです!
こんな感じで点検口兼、雑多なもの置き場にもなりました。
そんなこんなで完成お疲れ様!ってなわけで、BBQを開催!大工さんやお友達も交えて、いや~ありがとうございました。
ブランコもつけちゃってます!
笑顔っていいよね!
家をつくってよかった~って思う瞬間ですよね!Mさん!
虹もお目見え、ほんと和むなぁ。
ここで朝コーヒーしてるんですって。うらやましぃー!
お昼寝タァ~イム♪
休日のランチのご様子。
Mさん、これからも末永くお幸せに!これからもずぅーっとよろしくお願いするでね。
終の住処、ついに完成。
信州松代のKさま邸もついに完成!おめでとうございま~す!
本当に良かった!たくさんの作業を共にしていただいたKさんも、ヨロコビヒトシオでしょう!
工事をしていただいた職人さんたち、ご協力、本当にありがとうございました(涙)
大工の青木さんには、いい仕事してもらえました。私も微力ながら、お手伝いさせていただき、自分なりに満足のいく出来映えとなりました。
松代らしい外観で、快適性能も十分備えています。
広いデッキで早速日曜大工しています。デッキ床はヒノキです。
は、裸足!?
そして腰には、かわいい釘袋。見ず知らずの方は、当然大工に見えてしまうんでしょうね・・・。
一方私、塩原は長野市建築指導課の職員の方と、完了検査の立ち合い。
何事もなくクリアできました。
最後に、デッキの床を塗装です。
まだ裸足です。
ウッドロングエコを塗りました。
松代の坂田木材さんで製作してもらったお気に入りのダイニングテーブルも搬入されました。
Kさんご夫婦、これからもず~っと、お幸せに!
長い年月をかけてついに完成したK様邸。住んでみてのご感想もぜひいただきたいので、いつになるかはわかりませんが、ぜひ取材させていただきたいと思います。
Kさんとの家づくりを今振り返ると、さまざまな思い出が残りました。約3年にわたるおつきあい・・・。これからもず~と続くんでしょうねぇ。思えば私の父親と同い年で、コンセプトは「生まれ故郷での終の住処」。先祖代々受け継がれてきた土地に、まさに一大決心で臨んだことでしょう。さまざまな困難が降りかかる中、本当に粘り強く、あきらめず、強く、堂々と、家づくりに取り組んでいただきました。
私にとっても、本当に本当に大事な一軒になりました。この気持ちを忘れずに、これからも1軒1軒、気持ちを込めて、家づくりという素晴らしい職を全うしてゆきたいと思います。
アンティーク・高断熱・ティンバーフレーム
高断熱+古民家+自分らしい生活
- 基礎工事スタート
- 基礎完成
- 躯体 手刻み
- 建て方 上棟
- 旧家の古材を利用
ニッポンのログハウスここに極まれり
- 工事完了時のキッチン
- 青空と工事中のポスト&ビーム
- 屋根工事中
ディプロマット カネ勾配
- リビング~和室
暖房は蓄熱暖房機で。オール電化
美容室 affino(アフィーノ)完成。そしてOPEN
先日ブログでもご紹介しましたが、松本市美容室 affino様、めでたくグランドオープンしました。ご協力いただきました関係業者、職人、ご近所のみなさん、髪のカット・パーマお待ちいただいた方々、そして施主であるOさま、ご家族のみなさん、本当にありがとうございました。
こちらで”美容”というコミュニケーションを通じて、たくさんの方々が幸せを感じていただけるよう、陰ながら応援しています。お近くの方、ぜひご利用ください。
ダークブラウンとアイボリーが外観を締めています。玄関ドアのサイドライトにはイエローのアンティークガラス。ドアの取っ手もすこし個性を演出しています。春にはグリーンが入り、ますます自然感を演出できそうです。
セットコーナーは2脚。床が1段上がっています。設備配管のためでもありますが、空間にメリハリをつけています。 奥の大きなミラーが広くみせていますね。
玄関入って右手にある、待合コーナー。
マガジンラックを含む飾り棚兼収納はもちろん造作1点もの。塗りつぶしのホワイト塗装が手作り感を演出しています。雑貨が楽しいですね。
飾り棚収納の裏は実用的な収納です。結構収納量がありそうです。
洗髪コーナーです。タオルが下から取り出せるたなも作りました。
電気式のPS製パネルヒーターです。
断熱性能は灯油や電気代のランニングコストに結局跳ね返ってきますね。この美容院は断熱性能◎です。650Wのパネルヒーターですが、真冬でもこれ1台でいけるのではないかと思います。フレームは木製造作で、インテリア性もさることながら、コストダウンにも貢献しています。
セットコーナーから玄関入り口方向をみています。3つぞろいのペンダントライト、レジ台、その奥にはブログでも紹介した「カントリー風のたな」。
シャンプーやセットに使う道具などが搬入されてきました。ぐっと美容室らしくなりました。私はいつも理髪店で髪を切ってもらっています。美容室にお世話になったことはありませんが、ずいぶん違うもんですねぇ。今回こちらの設計をさせていただくにあたり、ずいぶんいろいろ勉強しましたし、教えてもらいました。
最初に下見に来たときは、こんな感じだったんだよなぁ・・・。
信州・白馬を満喫。憧れのログハウスへ。
- 季節によってさまざまな表情を見せる木々
白馬にはログハウスがよ~く似合います
- 小屋組みでバランスのとれた外観
外壁には信州カラマツT&Tパネルを採用。丸太は木曽ひのき。 信州型ポストアンドビームのお手本だ。
- 北側の外観
豪雪に備え、高基礎になっている。玄関は道路から最短の位置
- リビング中央に鎮座する薪ストーブ
自然と薪ストーブを囲んだイメージがわいてくる
- コーナーに設置された造作洗面化粧台
外の景色を見ながらハミガキ
- ログイメージのオープンカネ折れ階段
小屋組みの家は階段の位置が非常に大事かつ難しい
- 階段を見下ろす
- 2階のホール
柱や小屋組みがしっかり見え、安心感がある。照明の配置が楽しい
- 2階ホールに設置された天窓と手作り照明
天窓を単なる明り取りとしてでなく、木々や山なみを展望する窓として考えている
- 家の中央の大黒ログ柱とそれを見守る薪ストーブ
内壁はパイン。床はシベリアンラーチ。全部無垢の木。
- リビングから吹き抜けを見上げる。
煙突からも輻射熱出ます。シーリングファンもこだわりの4枚羽。
- 工事中~建て方 ログ材はもちろん1本1本図面刻み
土台が終了し、1階の柱をたてる。
- 工事中~建て方
長持ちする家は基礎と骨組みで決まります
- 工事中~建て方終了(上棟)
玄関ポーチ部より見る。
- 工事中~サッシが取りつき、空間にリアルさが
- 工事中~幅木などの最終工程
大工の土屋さん、乗ってます!
- 基礎ベースコンクリート・配筋
ヒジョーに丁寧な施工の例。お手本です。
- 基礎脱型直後
仕上がりも適切。この後土を埋め戻す。シロアリの巣窟になっているような根っこを含んだ土・腐葉土は埋め戻してはならない
- 味わいのある外壁
信州カラマツ ざらざら仕上げの板を縦張りに。大工さんが貼る前に塗装をしておき、板の乾燥・収縮で未塗装部が露呈なれないようにしなくてはならない
- 完成時、薪ストーブの試運転をする建築主
お幸せに!
南木曽という地で、これからも生きてゆく
- 余った材料でちゃちゃちゃと大工さんつくる
- 2階の斜天井の寝室。
東向きの天窓(VELUX GGLタイプ)には、日除けの対策が必須
- 独立型の和室(6畳)
床柱はやはりヒノキ5寸角。
- 吹き抜けのあるリビング
テレビローボードと手作りの間接照明。またその上には温水パネルヒーターが配され、コールドドラフトを防ぐ。
- 西に面した玄関ポーチ。
低めの屋根が外観に落ち着きを与える。デッキポーチはもちろんヒノキの板
- 長野県の最南端、ナギソ。日本人の原風景が今もなここにはアル!
ヒノキ、サワラ、杉など豊富な森林資源に恵まれた土地では、必ず木造住宅を建てましょう。
現代木の家+古民家
- 造成時に咲いた桜
- 3年後の様子です
- 間接照明つくりました
- 一服中
工事をするのは職人だ。一人ひとりが全力を出すことが大事
- 工事中の様子
- 造成中の様子
5M以上のコンクリート擁壁
- 建築前のなにもてをつけていない様子
道路と4Mほどの高低差があり、車のアプローチをどうするか、かなり悩んだ
- すずめおどり
松本古民家の特徴であり、グッとくるアイテム
- 床はシベリアンラーチ(からまつ)
オイル仕上げで裸足がいいよね
- できるだけ無垢の木を使った家具がいいよね
シンプルで主張しないデザインがいいみたい
- お庭に来客も
花鳥風月。日本いいな
- 新しい材木にアンティークな処理・塗装を施し、新築時から味のある雰囲気の建物になる
- 建て方の時の様子
躯体は信州カラマツ・人工乾燥材
- 和室 床の間
押入れの下が少し開いていて、ぼんやり光も入っている
- 飽きの来ないデザイン
完成は夏だったが、季節は秋。外構工事も進んでいる
- ダークブラウン色の骨組みと白壁のコントラストが美しい
きなり色の漆喰壁は存在感を増し、職人の技を感じる
- 2階ベランダからの風景
屋根が深くデッキを覆い、少々の雨でも洗濯物は濡れない
- 2階のななめ天井・寝室
梁(母屋)下に造作照明が。出しゃばらないデザインで好評
- 2階のホール~セカンドリビング~本棚
1階のリビングとは吹き抜けでつながっており、読書スペースとして活用
- 洗面脱衣室の造作家具
衣類やタオル、バケツ、体重計・・・洗面脱衣室には様々なものが収納されます
- テレビ上の間接照明
現場での端材にて制作
- 和室
和室だけは天井を濃い茶で塗装し、落ち着いた空間に
- リビングの様子
テレビ台、間接照明、ウッドブラインド・・・現代の生活スタイルと古民家をどう融和させるか
- リビング吹き抜け
リビングに入ると、誰しもが上を見上げる
- 玄関ホールのすけすけ引き戸とパネルヒーター(PS製)暖房
暖房もインテリアとして、またコートかけ・帽子掛けとして
- 玄関ホール
奥の引き戸の向こうは客間用途の和室
- 玄関引き戸と杉玉
珪藻土を塗った玄関のポーチ三和土(たたき)
- 完成直後の全景
南面に切妻 車庫2台分(並列)を合体