ボレートロッド(ホウ酸塩)による腐れ予防

今年もあと2日。明日で年内、仕事を納めます。長野市は昨晩30cm程の積雪になりました。

先日無事に工事が終わった、埼玉県M様邸のリフレッシュ工事。いろいろご心配をおかけしましたが、向こう10年安心プランとしてご提案できたと思います。

 



長野から出張サービス♡の足場も無事に終わり、

 

 

 

 

 



早速、塗装屋さん(こちらも長野市からの出張で~す)による屋根の高圧洗浄が始まりました。大清サービスさんです!

 

 

 



屋根は俗にいう「コロニアル」ですが、今回初めての再塗装を迎えました。

パッと見は傷んでいませんが、塗装がところどころ剥げ、コケも発生中。

 

 

 



屋根を拡大してみてみましょう。

普段こんなに近くでは屋根材を見ることが出来ませんね。

意外に傷んでいるものです。

 

 

 



屋根のテッペンから。

このあたりは高層ビルなどがなく、見通しが良いですね。

私ども信州人からすると、向こうに山がない、というのは、いささか違和感があります。

 

 



晴れていればこのあたりにスカイツリーが見えるはず、と思って千里眼モードになってはみましたが、見えません。

将来を見通す努力は、今後も怠りません!

 

 

 



家のテッペンについている棟換気部材を包む板金にもサビが発生しています。やはり屋根は10年程度で必ず塗装したいものです。

 

 

 

 



軒先が一番傷みやすいようです。雨樋からの跳ね返り水の影響でしょうか。

 

 

 

 

 



足場が組まれ、まずやっておかなくてはならないのは、木部の腐れがないかどうかのチェックです。私は、目視&金槌で叩いて音や感触で確認をします。

同様にしっくい壁に浮きや剥がれがないかも、金槌の柄(ゴム状)を叩いて確認しました。

 

 



今回の調査で、ご覧の梁の黒く変色した部分がぽくぽくして腐ってしまっているようです。また、この梁は建物の北側で、濡れると乾きづらく、今後腐れが心配される箇所です。

 

 

 



破風(はふう)板は、ウェスタンレッドシーダー(米杉)で、塗装はほとんど剥がれていますが、木そのものは腐っていません。

 

 

 

 



表面はうずくり調に風化しています。これも木材の美しい形と言えると思います。最終的には交換ができるようになっています。

 

 

 

 



丸太の柱です。直径40cmは優に超えたものです。

割れが発生しています。以前、お客様にて、割目にコーキングをしていただいておりましたが、柱の割れは、季節に応じて開いたり縮んだりしていますので、なかなか埋めきれません。10年以上たっても、新しく割れが出ることもあります。

コーキングがかえって水の抜けを妨げる恐れもあるので、柱のタテ割れにはコーキングを打たない方がいいと思います。

 

 



数日の後、先ほどの梁の腐れ部の切除を行いました。

 

 

 

 

 



ノミがメスです。

 

 

 

 

 



腐った部分は、幸いこの程度でした。深さ約2cm程度です。

 

 

 

 

 



この患部を含む梁(1階北側の胴差(どうさし))は、北側で陽当たりも悪く、将来的には腐れが進行することが予想されるため、ボレートロッド(旧称インペルロッド)を打ち込みます。

梁の断面寸法から、Φ19mm長さ67mmのボートレッドを30cm間隔で埋め込みます。写真は埋め込み用の穴を開けたところ。

 



ボレートレッドは、水によって拡散する、ホウ酸塩を濃縮、棒状に成型したものです。ホウ酸塩は、腐朽菌の繁殖を防ぎ、木材の腐れ防止になります。太さや長さも、さまざまなタイプがあり、患部の状態や環境により、埋め込みピッチを含めて検討されます。

 

 



一回り大きいドリル径で穴明けをし、その中にボレートロッドを仕込みます。

成分の拡散は水分によって起こります。雨などで、この梁が塗れ、水を吸うと、ボレートロッドの成分(ホウ酸塩)が水分と共に拡散を開始します。

 

 



木材の含水率が25%を超えると、腐朽菌の活動が始まります。そのレベルになると、ゆっくり、同時に拡散し、腐朽を予防します。

挿入後はコーキングでキャップします。

10年後の再塗装の際に、再び覗いてみるとしましょう。場所によっては溶けだして、無くなっているところもあるかもしれません。

 



ポストアンドビームの1階の梁は、もっとも腐りやすい箇所です。取り替え交換も大変な工事に発展しますので、このように予防をしておきたいものです。

 

 

 

 



ボレートロッドはアメリカ製のもののようです。私は、ヒロウッデンカヌーショップで購入しました。

非常に高い代物ですが、腐った後での修復工事を想えば安いものです。ログハウスなどの構造材で、腐れがご心配な方は、ご相談下さい。

 

 



そして今回、床下に潜っての点検も行いました。普段は家の中しか見えないし、観察できません。築後の節目節目で、健康診断のように、屋根の上、建物外部の上の方、床下や屋根裏など見えないところをチェックしましょう。

 

 

 



作業終了後、職人さんらと共にいただいた、布ドリップのおいしいコーヒーをいただきました。

約10日間という短期決戦でしたが、安心感がぐんとアップした、いいリフレッシュ工事&健康診断になったかと思います。

 

 



喫茶店=風枝、の営業再開を心から待ち望んでいます。Mさん、足場、塗装、大工、電気、今回の工事に携わっていただいた関係者のみなさん、ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 



帰り際にいただいた、お手紙。

家宝にさせていただきます。

Mさんご家族の益々の発展をお祈りします!

2012.12.29

 

 

 

 

年内の企画業務終了~♪

夕方から降り始めた雪は、すでに10cmの積雪になっている長野市です。

今年もあと70と数時間。さまざまな雑事を行いながらも、2件の企画案を無事終了しました。

グリーンラックも今年の最終出荷を行いました。年明けは7日より出荷可能です。

明日、明後日も、外出して営業に回っていますが、大雪で思うように動けないのでしょうね、きっと・・・。



明日お打合せをすることになっているNさんの企画書。コンパクトながら、省エネ性能はダントツです。全体コストと床面積とのバランスの打ち合わせを控えています。床面積を広げて性能を落とすのか、素材の選択を変更して、コストコントロールを図るか、いい打ち合わせができるといいですね。

 

 

 



そしてこちらが本日、ねじり鉢巻きで描いた、倉庫新築の企画案。

7坪と小さいのですが、なかなか紙に落とすことが出来ず、悩んでいた案件です。

今、「あ~これで今年もおわったー」、という達成感に包まれています。

 



それと昨日、しおはら住宅デザイン設計の会社案内パンフレットが、ついに、出来上がって手元に届きました。

今年の夏から、粘り強く協力していただいた某山田さんには、本当に感謝です!

 

 



また、来年もやります、薪ストーブプレゼント!

長野市南堀の事務所看板に並べて設置する予定です。おかげさまで今年は、3件に薪ストーブを設置していただきました。来年は、薪ストーブ導入リフォームや、薪そのものの販売も行って参ります。

詳しくは、しおはら住宅デザイン設計WEBショップで告知していきたいと考えています。ご期待下さい。

 

 

遺言リフォーム完了

約1カ月に及んだ、築後10年再塗装その他改修工事が終了しました。

ご主人の遺言となってしまった工事内容をすべて組み込み、向こう10年は安心です。



あいにくの雨で、足場を撤去する日が1日延びましたが、順調に工事を終了させることができました。工事に関係していただいた職人のみなさん、お疲れ様でした!

 

 

 



キッチンの勝手口には雨除けがなくご不便をおかけしていました。

 

 

 

 

 



後付のヒサシ(LIXILキャピアK型)を設置しました。

 

 

 

 

 



先日設置したグリーンラック&乾燥薪200束。

 

 

 

 

 



薪ストーブも運転中。

おっと、その段ボール、近すぎですよぉ~!気を付けてぇ~!

 

 

 

 

 



家の周りには、けっこう背の高い樹があり、これまで雨といを詰まらせてきましたが、今回、軒樋の内部にご覧のような木の葉除けを挿入しました。

 

 

 

 



木部の塗料はシッケンズセトールノバテック2回塗りです。吸い込みの激しい所は3回塗っています。

梁の上についている水切り板金が大きくかぶっており、丸太の状態は全く問題ありません。

 

 



多くのログハウス(ポストアンドビーム)の梁には、このように水切り板金がついているかと思います。

これでは水切りから落ちた水が、丸太の丸面を濡らします。

この違いは大きいです。

 

 



外壁のレッドシーダー板(腰壁)です。色の薄い所は、これまで手すりがあったところです。

日に焼けて、ずいぶん色が変わったことが良くわかります。

 

 

 

 

 



家の中では、お友達のSさんを巻き込み、寝室の内壁にダイヤトーマスを塗っています。クロスの上に直接、コテを使って塗ります。

この家に暮らすIさんいわく、クロスと左官の壁がこんなに違うとは、住んでみてようやく分かった、とのことです。

 

 



ヘルパーSさんのお子さんと、この家の長男にも、当然手伝ってもらいます。

午後から野球の練習ということで、マスキング施工をしてもらいました。

 

 

 



Sさんのコテサバキは、なかなか良く、ダイヤトーマス技術検定4級を進呈いたしました。

 

 

 

 



Sさんの靴下の色・・・。

まぁ、いいでしょう!

 

 

 

 

 



ダイヤトーマス左官はSさんとIさんに任せ、私は、各部の点検ということで、床下に潜りました。

今回も状態は非常に良いです。

 

 

 



屋根裏もチェック。

雨もりなどの不具合ありません。

欲を言えば、もうちょっと断熱材を厚く取りたいところ・・・。袋入りロックウール100mm敷き並べですが、セルローズファイバー吹込み+200mm程度やると違うんだけどなぁ~。年末の宝くじが当たったらやりましょう!!

 



ひのきの浴室は10年経ってもノーメンテナンスです。ナノコートというガラス質の塗膜をつくる高い塗料を新築時に塗ってあります。

 

 

 

 



先日完了報告と引き渡しをして参りました。天国にいるご主人の供養になったように感じています。

Iさん、Sさん、ありがとうございました。

 

 

 

雪が降る前に。

今年もたくさんの方々に支えられて、無事に年末が迎えられそうです。ありがとうございます。

今日も長野市は冷た~い風に雪がまじった、とーっても寒い一日でした。外での作業は耳の奥がキィ~ンと痛いのであります。

そんな長野ですから、「雪が降る前に。」ということで、12月は工事が込み合い、職人さんたちも、今日はこっち、明日はあっち状態です。

 



長野市T様邸、作業場として、既存の屋根を延長して、下屋を造作しました。

約15㎡の屋根面積。工事費約50万円です。

 

 

 



柱は木曽ひのき+ランバーテック社のACQ加圧注入材を使用。既存の擁壁にキソパッキンを介し、ホールダウン金物で固定しました。

 

 

 

 



屋根は、簡単に済ませるのであれば、タキロンなどのポリカーボネートでつくりますが、雪が屋根からドスンと落ちてくるということもあり、90㎜角の垂木を@455で設計しました。勾配が緩いので、片面に粘着シートがついたプチルゴム製のルーフィング+ガルバリウム鋼板とします。

 

 



軒天井も、既存の住宅と同様、パイン張りとしました。

こんなに寒い中、屋根屋さん(和田板金)、頑張っています。

って、いませんが・・・。

「ちょっと、よそに行ってくる!また夕方くる!」ということです・・・。

 

 



年が明けると、大工さんをはじめ長野の職人さんたちは仕事がうすくなり、貯金を切り崩しながら最低限の仕事をこなすか、関東などに出張に行かざるを得なくなります。

この看板は昨年の冬に、とある大工さんに、現場で出た余り材でつくってもらったものです。文字くり抜きで、設置費込み=¥20.000は激安です。

お店をお持ちの方、いかがでしょう?手作り看板でイメージアップしませんか?

これからの日本は、職人がもっと重宝されて、誇りをもって腕を振るい、地場に根付いて、尊敬されるような地位に築かれなければならないと思います。私たち設計者は、お客さんと職人とを直接結び付ける、大事な役割を果たさなくてはなりません。

今年も残りあとわずか。年賀状を書きながら、OBさまの皆様の顔、お世話になった職人の面々を思い出しながら、年末モードに突入しています。

 

最高の笑顔!



このところ異常ともいえる寒波が続いています。暑い日は。「異常気象」とか、「地球温暖化の影響か!?」などとコメント付きでニュースになりますが、とっても寒い日は、「〇〇ぶりに最低気温を更新し・・」とか、「観測史上最低の・・・」と表現されます。寒い方については、異常、という言葉は使わないようですね。なんでだろ?

 

 



あまりにも順調だった、今回の改修工事。「あれぇ~、大概予期せぬことがこの辺で起きるんだけどなぁ」と思っていたら、最後の工事である、薪ストーブの設置時に、それは起きました。薪ストーブの背面に設けた、床下からの外気導入のための給気口パイプ。あらかじめ長めにパイプを仕込んでおいたのですが、このパイプが床下地面にくっついちゃってる・・・。

 

 



薪ストーブ&レンガ炉台造作担当の小野沢さんから、「ぱ、パイプがぁ~!」という連絡が入りました。連絡を受けた当初、床下に潜って切ればいいや、なんて思っていましたが、床下は大変狭く、実際のところ潜れません。このスリムな塩原でさえ(笑)

さて、どうする??お客さんに黙っておこうか?なんてことは決して思いません!

 



パイプの奥、約40cmをカットしたい!そんな作戦に役立ったのが、これ!

電気ドリルまたはインパクトドライバーに取り付ける、延長用のアタッチメントです。

 

 

 

 

 



そしてこいつに設備屋さんがよく持っている、塩ビの排水管を、内側からカットするインサイドカッターなるものを購入。

この写真は、お互いにくっつけた状態です。

ちょっと高かったけど、あの狭~い床下を、よく教育した子供を使って潜らせるくらいなら安いもんです(笑)!

 

 

 



これをインパクトドライバーに装着。

インパクトの先端にはLEDランプがついていているので、サイコーです!

 

 

 

 



いや~、良かった~♪

本音は、うまく行くかどうかの賭けでしたが、一発でぐるり、塩ビ管を切り取ることが出来ました。

 

 

 



そんなこんなで、無事すべての工事が完了!

12/9に、取り扱い説明や無垢なら材フローリングのメンテナンス方法などをお伝えをして、お引渡しを終えました。

 

 

 



この日は、今年初めての積雪に。

外は相当冷えていましたが、家の中ではお子さんたち、裸足でした・・・。

 

 

 



玄関ホールです。造作の下駄箱に飾り部分を設けました。左は、PSの温水パネルヒーターです。コートかけにもなっています。

 

 

 

 

 

 



玄関は土間風になっていて、障子を挟んで、10帖の客間に続いています。和風のテイストでまとめています。L字型に式台を設置しています。式台の下部は、お掃除が大変なので、あえてタイルで蹴込みを作って、靴やサンダルなど物が置けないようにしました。

 

 

 

 

 



以前は畳敷きの居間でした。天井は旧来のまま。パインの板壁とし、薪ストーブを設置しました。シーリングファン付の照明器具は、施主支給品。絵を描くことが趣味のお母様の絵などが飾られています。

右の本棚の最下段には、薪の2次ストック用のワゴンがあります。

 

 



改修工事前の居間の様子です。

ふすまで区切られた10帖の和室でした。これはこれで立派なのですが、床・外壁共に無断熱材でしたので、冬は相当寒い部屋でした。

 

 

 



お母さんは、木曽は南木曽の特産品である「ねこ」を着ていました。とても具合がいいそうです。私も噂には聞いていましたが、身軽で、なかなかいいものだと思います。辰野町に住む、お母さんのお姉さんが、わざわざ南木曽に買いに行ってくれ、厳選してくれたそうです。

 

 

 

 



キッチンは対面式になりました。冷蔵庫の奥には、さらにパントリー(食品庫)があります。

対面壁を利用しての収納ももちろん造作しました。

こたつが無いと落ち着かないそうですが、パネルヒーターもあるので、ヒーターは最弱で良いそうです。

 

 

 

 



対面式のキッチンは、家電や食器類がすっきり収納できます。ゴミ箱スペースもしっかり計画されています。システムキッチンはタカラ製。奥さまには何度となくショールームに行っていただき、決定したものです。タカラのキッチンはちょっと高いけど、一生使える、結果的にコストパフォーマンスのいい商品だと思います。



 

 

 

 

 



しおはら住宅デザイン設計のグリーンラック顔負けの、施主DIY薪ラックです。建築廃材をうまく使用しており、なかなか良くできています。

 

 

 

 



床がオーバーハングしていて空間になっていた部分は、ランバーテック社の杉に防腐剤を注入したデッキ材を用いて、外気を遮断しています。外の空間が、床下として扱われます。



以前はこうなっていました。

 

 



放射温度計で、いろいろなところの温度を測ってみました。

外気温-3℃でしたが、床や天井・外壁は18℃前後で安定しています。サッシのガラスは14℃程度。高断熱の新築住宅と変わらない断熱性能を、家全体で確保できたようです。

 



唯一寒かったのが、猫ちゃん用の出入り口。

樹脂サッシの下部に、プラスチックでできた専用部材を取り付けました。気密性がなく、外気が入ってきてしまいます。まぁ、大事な猫ちゃん専用連絡通路ですから、仕方ありません。

これ、参創ハウテックで9000円ほどで購入しましたが、結構優れもので、ロックが出来るのはもちろん、外からのみモード、内からのみモード、内外両方からモードと、開閉パターンが設定できます!!

 

 



隙間には、いちおうモジャモジャ(モヘヤ)がついているのですが、これが抵抗になって、ちょい空き状態で止まってしまいます。この辺り、課題ですよ~参創さん!(っていってもアメリカ製みたい・・・)

 

 

 



帰りがけにカメラを向けると、最高の笑顔をいただきました。

「おじちゃん、またねぇ~」って。

彼が、この家を、数十年後継いでくれることでしょう。

 

 



先日、郵便でチョコが届きました。

最高のクリスマスプレゼントです。

家宝にさせていただきます!

 

 

 

本棚@信濃町



昨日の信濃毎日新聞の記事です。なんだか嬉しくなりました。made in 信州の木製サッシの登場です。これまで「信州カラマツの利用を、」という方向でしたが、ついに木曽ひのきです。

木製サッシといえば、そのほとんどがアメリカやヨーロッパ産で、輸入に頼ってきました。これまでなかったのが不思議といえば不思議ですが、いずれ大きくシェアを伸ばし、海外へ輸出されるようなものになっていければいいなぁ、と思います。

 

 

 



さて、今日は信濃町へ行ってきました。国道にはほとんど雪がありませんでしたが、山間部の別荘地ともなると、積雪は約30cmほどでした。明日からまた天候が荒れるということで、少し寒がゆるんだ今日、以前からご依頼いただいていた本棚を設置しに行って参りました。

 

 



愛車ステップワゴンちゃんが入院中の為、今日の社用車はこれ。

外観は誠にフツーなのですが・・・。

 

 

 

 



しおはら君の手に掛かってしまうと、あっという間にこんな風にされてしまいます。

あ、最近、お歳暮をちょくちょくいただきます。誠にありがとうございます。いただいた何点かで、「しおばら住宅設計様へ」とか、「しおばら建築設計」などとなっておりますが、わたくし、「しおはら」で、濁りませんので。

 



ごめんね、エスティマちゃん。もうちょっとの辛抱だからね、と独り言をつぶやきながら、雪を踏み締めながらの搬入であ~ります。向かうは、2階の書斎!

 

 

 

 



え?もう一人誰が?

これ私。

つまりセルフモードで撮影。

 

 

 



巾2.7m、高さ2.3mの本棚。

一人でどうやって組み立てるか、よ~くシュミレーションしながらやって参りました。

 

 

 



ほい!もう完成!

可動式の棚板がたくさんです。

 

 

 

 



書斎からは、冬景色がとても美しく・・・。

 

 

 

 



納戸にも設置しました。

 

 

 

 

 

 

 



はいっ!こっちの部屋にも!

3台設置で約3時間かかりました。

作業場での加工は丸1日かかりましたが・・・。

以上3台で材工共10万円ぽっきりだぁ!

 



昨年の冬に雪害に遭った別件にも立ち寄りました。今年は大丈夫でありますように・・・。

 

 

 

 

もう薪不足してるみたいですね

薪用保管庫=グリンラックの販売を開始して9カ月。おかげさまで累計出荷台数が150台を超えました。誠にありがとうございます。そんな中で、しばしばお問い合わせをいただく「薪も販売してないのぉ~?」というお声掛け。すでに世の中、薪の争奪戦が繰り広げられているみたいです。これまでは、薪を販売している業者さんを紹介したり、当方で仕入れて運搬搬入したりといったお世話をさせていただきましたが、紹介先でも薪が不足していたり、運搬費などもかさんでしまうこともあり、なかなかうまくいきません。

う~ん、誰か長野市界隈で、薪を製造して、親切価格で配達してくれる人いないかな~、と想いながら早半年。なかなか見つかりません・・・。しかし、グリーンラックを配達して、必ずお聞きする安価な薪の調達の難しさ。これじゃ、なかなか薪ストーブ導入がすすまないわな、と感じ、来季用の薪を自社で何とかしていかなくてはならない!という決断に。ご期待下さい。

 



中野市K様

GR36416R×2台、納品、設置させていただきました。

 

 

 

 



彼にもだいぶ手伝ってもらいました!

インパクトでビス打ちもそろそろ出来そう。頼もしい限りです。

 

 

 

 

 



軽井沢T様、GR36616R×4台連結

400束収納できます。

組立てに際し、ご主人にお手伝いいただきました。ありがとうございました。

 

 

 



T様は、薪集め名人。いろんな方から薪をもらえるそうです。うらやましい限りです。

鉄パイプ製の一般的な薪ラック&ブルーシートです。これはこれでいいとは思いますが、ブルーがかなり景観的にアレですね。

 

 



こういう雰囲気が、いいのでは?

これぞグリーンラックの目指す風景です!

 

 

 

 



埼玉県秩父市M様

GR18216R 約50束収納

キシラデコール・ウォールナット塗装

防虫網(寒冷紗)設置

雨樋設置

 



愛知県岡崎市I様

GR36416R×2台

約200束収納

シッケンズセトールHLSナチュラル塗装

 

 

高価な薪ストーブも、乾燥した薪が無ければ意味がありません。濡れた薪を使用すると、煙道火災の可能性が高まるだけでなく、着火しにくい、熱量不足(室内が温まらない)、近隣への臭気など、悪いことづくめです。薪は乾かしてナンボです。(含水率15%以下で使用しましょう)

 

年末年始休業について

今年もあと2週間となりました。先週は風邪でだいぶ体調が思わしくなかったのですが、今週は絶好調!リフォーム、メンテナンス、グリーンラック、新築予定の設計企画、と大忙しです。

みなさんにご迷惑をおかけしないよう、やり残しのないよう、頑張ります!

年内は12/30まで営業します。新年は1/4より通常営業致します。

家を大事にするということ

12年前に新築をしたポストアンドビーム工法のMさま邸。外部の全面的な再塗装などを昨年計画していましたが、いろいろな事情で、1年間の延期となっていました。

M様は、新築時にも家づくりに大変熱心で、いたるところでその想いを感じることができます。

薪ストーブの炉台にも相当なこだわりがあったことでしょう。お掃除がなかなかできなくてタイヘン!とおっしゃっていましたが・・・。

以前は布ドリップのおいしいコーヒーが飲める喫茶店をされていたようですが、今は一時的に休業してらっしゃいます。

近いうちに再開できるといいですね。

一ファンとして期待してますよ!!

 

 

 



昨年の秋に伺った際の写真です。ワンちゃんもいっしょにくつろげる喫茶店ということで、あちらこちらにドッグモチーフが散りばめられています。

 

 

 

 

 



鋳物製の看板はまだ取り外されていません!

風枝とは、なかなか粋な屋号ですね。

私も幾度か奥さまから珈琲をいただきましたが、それはそれはおいしゅうございます。

 

 

 

昨年にご提案した文章をそのまま。

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M 様の大切な家、築後11年のリフレッシュ工事の概要・考え方
~いままでありがとう。そしてこれからもよろしく~

しおはら住宅デザイン設計
代表 塩原 真貴

■長野ログハウス建築設計のつくるポストアンドビーム工法ver.2モデルである。特徴として、
・土台に丸太を使用している。
・外部にあらわしとなっている水切り板金が短い。(意匠上の問題、風になびいて音鳴りしまうということで、土台・梁の上端が最も広い場所の寸法で水切り幅を決定していた)・気密はあまりよくない。時間の経過と共にログの収縮が進む(3年間程度)。これにより、ログ柱際やログ梁の下端、上端に隙間が必ず発生する。収縮の程度、ねじれの程度は天然の丸太木だけに予測不能。
・上記の弱点(後に振り返ってみれば)があるものの、当時の他社ポスト&ビーム工法と比較すると、壁内通気工法、棟換気工法、多様な住宅ニーズにこたえる姿勢など、ハード、ソフト両面で長野ログP&Bのほうがかなり優れていたと自負あり。

■ver.2は、1階の梁が腐れる事象が散見される。特に関東や関西、九州など平均気温が高い地方。また、卓越風(その場所で頻度の高い風向き)や日当たり、近隣との接近状況など様々な要因が関係して梁の腐れが発生する。

■腐れはログ材の塗装で防止できるものではない。なぜなら割れからの雨水の浸入が原因である場合が多いからである。土台や梁{=建築用語では横架材(おうかざい)と言うが}の割れは水を受け入れ、抜けにくい構造となる。梁の腐れを防ぐ方法は、その梁が出来るだけ雨水にさらされないようにすることが第一である。

■土台のエンド部分でも腐れが発見されやすい。建物の角で、通し柱を受けるために土台が20CM~30CM伸びている箇所である。土台の一部や通し柱の下部が腐れ、土台の交換、柱の下部1M程を切断し入れ替えるなどの手術をしてきた。この部分は地震時など建物が水平方向に揺れる時、筋交いや壁により引張力・圧縮力がかかり構造を支える耐力壁になっている場合が多い。

■ポスト&ビーム工法ver.3ではこの点を改良し、土台は角材(150角)とし、外観にあらわさず、取替え可能な付け土台で意匠を整えた。梁はまだ真壁であるが、梁の上面を3寸勾配程度にけずり、その勾配面に120mm程度の板を下地にしてガルバリウム鋼板製の水切り板金を施している。これにより梁が雨水で濡れる場面は格段に減った。しかし、先に述べたような気密の程度は相変わらず時間と共に悪くなるという弱点を克服できていない。

★塗装工事に先立って
基本的に高圧洗浄は、丸太と壁とのすきまから水が室内にかなり入ることが予想されるのでやらない。

★外部木部塗装前の処理についての指針
・1次処理としては、やはり固く絞った濡れ雑巾でほこり・塵をふき取る。
・2次処理としてスポンジ状のやすり(かなり粗目)で表面を人の手でこする。これは塗装の乗りを良くすることや、腐れや腐る前の木肌の劣化(繊維質が網目のように浮き出て、水を吸い込みやすい状態)など大きくダメージを受けている場所を探しだす目的である。木肌を研磨して色、艶を取り戻す作業ではない。

★大きくダメージを受けている場所については、機械的に研磨したり削り取るなどして、腐朽菌を出来るだけ除去する。さらにインペルロッドを挿入し、腐れの予防をする。

★上記箇所については抜本的改善必要箇所とし、水切り板金を水平方向に延長したり、インペルロッド挿入後、定期的にインペルロッドの減り具合などを観察し、腐れの進行を管理観察するなどの対策をする。

★木部で黒くなっているヶ所の処理について。
お金をかけて木部、特にログ部を研磨し新築時のようによみがえらせたい(あるいは剥離材で塗膜を取り、漂白材などで木部を洗う)という気持ちは十分理解できるが、そのことがベターで、美しいことだとは思っていません。木の表面も10年も経てば黒くなります。特に塗装が剥がれ落ちたヶ所はそうなっているはずです。この上から塗装をすると、塗料がよく吸い込みます。必然的に奥まで塗料がしみこんでいきます。見た目にはより黒くなりますが、家全体が黒くなっていくことから、みっともない感じではないと思います。むしろ木の家が持つ生命力、重厚感、味がでてむしろ好ましいともいえます。この価値観は木造の家独特で、ならば塗装なんかしなくていいじゃん、という輩もいるほどです。

★塗装の意味とは?
塗装は、木部の劣化・腐れに通じる雨水が木肌に触れたとき、その水をはじくという役割と同時に、美観・意匠的に建物を引き立てるという役割があります。家全体の色を整える(コントロール)必要がなく、雨水があたらないのであれば塗装は必要ないともいえます。

★塗料の選定について
今回の再塗装についてはシッケンズ社のセトールノバテックをお勧めします。シッケンズの塗料については賛否両論あることはもちろん承知しております。しかし、前回がシッケンズセトールHLSであること、また未来に向けてコストパフォーマンスの良さ、塗膜の厚さから、シッケンズ社セトールノバテックがベターな選択ではないでしょうか。デッキ床についてはノバテックに耐摩耗性の機能を持たせたセトールデッキが良いです。

ちなみにノンロットは優れた浸透性が特徴の塗料で塗膜がうすく、つや消しの表情が特徴の塗料です。それゆえ、塗膜形成型の塗料の上からの塗装はNGです。いったん塗膜をすべて除去してからなら理解できますが。

★塗装のタイミングについて
物の本やカタログには、2~3年に一度再塗装を勧めています。黒ずみを避けることや、太陽光による塗料の分解スピードからそう割り出され、確かにそりゃそうだよ、と思います。ただこの期間スパンで、足場を設置し塗装を繰り返すことが出来る人はそうはおりません。そんなことから、塗膜が長持ちする塗料の使用を前提に、あるいは水がほとんどかからないことを条件に、6~8年に一度(先ほどのスパンとは3倍ちがう)の再塗装をお勧めしております。

★塗装工事の費用について
塗料の種類と塗装回数で工事費は算定されますが、再塗装の場合、木肌の状態は場所によってまちまちです。ノバテックの場合、最低2回塗りで、その他状況をみて、塗膜劣化の著しいところは3~6回くらいで考えています。別紙見積書で人工算定しており、原則その範囲で工事を済ませるようにしますし、減れば減額も致します。しかし、足場を掛けて、その木肌に直接触れて見なくては劣化状況は分かりませんので、そのあたりお含みくださいますようお願いいたします。

★外部他の塗装について
・屋根は基材露出しつつあるので、今回必ず行ってください。
・ホワイトモルタルの白壁は、クラックが多数ありますが、剥離落下や漏水につながるようなものはないようなので、美観上の問題だと思います。今回のタイミングではマストではありませんが、ログ柱との隙間はコーキングはマストです。水密性、気密性が向上します。”すす汚れ”の問題があるので、高価ではありますが自浄作用のある塗装を行うのがおすすめです。
・水切り板金や雨樋の塗装は、今回見送りでよいのではないでしょうか。

●玄関ポーチデッキの階段については、長野県松本市のランバーテック社の防腐防蟻薬剤マイトレックACQ加圧注入材(基材は信州産の杉)で作り直すのがよいと思います。無塗装で30年ほど耐久性あり。(実績あり)はじめ深い緑色をしているが3~6ヶ月で茶褐色に変化します。

●築後11年ということでもあり、床下、屋根裏を含め、家全体の点検をお勧めします。(実施:塩原)建具の建てつけ調整など簡単な作業・調整も同時にします。長野ログハウス時代に作成したチェックリストにより行いますが、問題、不具合箇所の早期発見、早期対処につながるので、ぜひご利用ください。

とりとめもなく羅列してしまいましたが、参考にして頂けると幸いです。

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そして先週から、工事がついに始まりました。



関東地区の工事ということで、業者の選定にいろいろと難がありましたが、幸い長野市でお世話になっているみなさんにご理解ご協力をいただき、3時間ほどかかるところを来てもらっています。

道路から敷地への入口が宅地延長で狭く、足場を掛けるのも近くで荷物を積み替える「小運搬」が必要です。

 



長野市のお隣、須坂市から4t車で。

この資材を2t車に積み替えて現場に搬入します。

1台では積み切れないので、いったん戻り、明日再度来ることになっています。

 

 



幸いにもすぐ近所の武道館の駐車場を借りることができました。

こちらの2t車に積み替えて。

足場資材をどんどん搬入していきます。

 

 



1時間ほどで小運搬が終了。

いや~力持ちってかっこいいですね!

この後、3名のとび職人がどんどん組みあげてゆきます。

 

 

 

 



近くに置いてあった、足場計画図をのぞき見。

 

ちゃんと図面を描いて、効率よく組むことの準備が出来ているわけです。だからこんな遠方でもちゃんと仕事になる。

 



本日の様子。

塗装工事が効率よく行える足場が立派に完成していました。

さっ!いってみようかぁ~!!

 

 

 

お寺に薪ストーブ

伊那市の「薪ストーブメンテナンス」という屋号の小野沢さん。松本市浅間温泉の神宮寺というお寺に、薪ストーブを設置するのだが、既存屋根の貫通部を、うまくやってくれないだろうか?というご依頼をいただきました。彼とは、この1年くらいお仕事をごいっしょしていますが、非常に薪ストーブに対する情熱が熱く、ちょっとその辺にはいないナイスガイです。通称マキメンです。



先日工事が終わった小川村断熱改修工事でも、薪ストーブ&炉台レンガを積んでもらいました。

伊那からかるばる小川村まで・・・。遠方にもかかわらず、いい仕事をしてくれました。

 

 

 

 



工事に先行して、小野沢さん&トミーと現場調査をしました。この玄関ホールの大空間に薪ストーブを設置する模様です。

足場の上ではトミーがウンウン言ってます。

 

 



わたくしも足場に乗ってと・・・。

 

 

 

 

 

 



地上ではマキメンがそっと見守ってくれています♪

 

 

 

 

 



天井を一部くり抜いてパチリ。

鉄骨造で、ロックウールで耐火被覆してあるようです。う~ん難易度Aクラスです。

 

 

 

 



次に屋根の上に登りました。

おお~いい眺めだぁ~♪美ヶ原方面を眺めてますが、曇っています。

 

 

 

 



屋根はやや複雑に構成されていました。この上段の屋根のすぐ下のほぼ平らな屋根のところが、煙突貫通予定部です。

 

 

 



そして今週月曜日、朝一の神宮寺の屋根の上。うっすら雪の残る氷点下の寒空。屋根の上にいい大人がぞろりと。

小野沢さん、トミー、塩原、和田板金社長、大工の鍋内さんです。

 

 

 



屋根に勾配がほとんどないので、角煙突をあらたにここにつくります。患部にまずメスをいれた和田板金。

 

 

 

 



板金の下にはアスファルトルーフィング、その下は木毛セメント板でした。俗にいう耐火野地です。

 

 

 

 



木毛セメント版はもろく崩れました。やはり断熱材が全く入っていないので、ある程度冬季結露して、劣化進行していると思います。

 

 

 



昨日無事煙突工事が終了。ずっと張りついてはいなかったので、完成した写真がこれ。

この上にさらにパイプ状の煙突が延長されます。

 

 

 



出来てしまえばそれまでですが、薪ストーブ屋、板金屋、大工が連携をとって、スムーズな工事ができたと思います。

あとは雨漏りがないことを祈ります。

 

 

 



室内には四角い穴が。ちょうどもうすぐクリスマス。果たしてこちらのお寺にサンタさんは来るのでしょうか?

 

 

 

 

 



煙突内部にはケイカル板など不燃材で覆います。このケイカル板を貼るのが、けっこう難儀なんだよなぁ。

 

 

 

 



中に入ろうとすると、お父さんがきちんと番をされていて・・・・。

小野沢さんはクリスマスの日、サンタの格好で仕事するらしい!?