再生エネ100%へ、今、スタートしよう

本日の信濃毎日新聞記事

福島「再生エネ100%に」 ビジョン案 40年度までに達成

福島県は2040年度までに県内で使用される全エネルギーのうち、

再生可能エネルギーの割合を100%までもっていこうとするようです。

今後は有識者会議の了承を経て、市民から意見を募り、3月中に正式決定するとのこと。

つまり、俺たち・わたしたちはもう絶対原発に反対だかんなっ!の決意表明です。

福島の場合、再生可能エネとして水力・地熱発電が多く、2009年度の実績として約21%もあるんだって。すごい。今後は、風力や太陽光を積極的に推し進め、100%までもっていけるだろうとのそろばん勘定があるらしい。

薪エネルギーについては触れられていませんが、おそらく森林そのものが相当放射能で汚染されているからでしょう。

それにしても100%!と言い切っているところがすばらしい。決意は固い、という気持ちが伝わってきます。応援したいと思います。

 

私の住む長野県は森林資源が特に豊富です。また水力発電も◎のはず。新潟県寄りの北信(ほくしん)以外であれば太陽光発電も相当期待できます。福島につづけ、わが長野よ。

・エネルギーシフトを出来るだけ大きなまとまりでやる!ことが大事

      家庭<町会<市町村<<国

・各家庭・各自は、モア省エネ!

・新築住宅の断熱性能は次世代省エネ基準を必ずクリアすることを義務化しては!

・今もなお避難生活を強いられている方の心中を察しましょう。

皆さんのご意見お待ちしています。

レベルフット(高さ調整機能付き後付け床束)

ついに入荷です。その名は「レベルフット」

薪ラック・薪棚=グリーンラック用に開発し、特許を取得しています。

1ケで約500kg程の耐荷重。



 



 



 



建築のプロの方なら、「むむむ・・・」と唸るはずです。

似たような商品ではありますが、床の大引き(おおびき)という材を受ける鋼製束(こうせいつか)という商品がさまざまなメーカーより発売されていることは当然知っています。

しかしツーバイフォー材などを受けるためではなく、また後付も容易ではありません。見た目にもカッコ良くありません・・・。また、横からビス止めできるものといえば皆無で、ましてや台座に密着できるよう工夫されているものはありません。第一チャッチイです。

そんなこんなからこの世に生まれた「レベルフット」。

薪ラック・薪棚の脚としての機能で考えていましたが、建築の世界ではどうもいろいろと応用が利きそうです。

たとえばデッキの床を支える脚として。

たとえば低床フロアの床根太(ゆかねだ)用として。

樹脂サッシ・玄関ドア・換気扇

壁の下地工事を終え、工事はもっとも大切な領域に突入してきました。サッシ取り付け、玄関ドア取り付け、電気配線、換気設備工事、給排水設備工事のにげ配管などです。

 

今回もサッシにはシャノンの樹脂サッシで、もちろんペアガラス・LOW-E・アルゴンガス封入されたタイプです。35坪の住宅で約100万円かかります。アルミ・樹脂複合のサッシだと、おおむね-5万程度で、5%コストダウンにはなりますが、性能は15%程度落ちます。逆に、樹脂サッシでトリプルガラスにした場合は+10万円で性能は5%程度アップ。木製枠でトリプルガラスとした場合、+30万で性能は10%程度アップ。このあたり、設計のキモの部分ですが、ざっくりではなく、窓の大きさや取り付け方位、地域などを勘案して決定すべきです。北側の窓はトリプルガラスに・南側にはLOW-Eではないふつうのペアガラスにして冬場に日射を室内に取り込む、などいろいろな検討がなされます。その地域、その建物の場合で設計士として提案するサッシ・ガラスタイプが変わってきます。

当然金額との勝負になります。いいサッシは性能や見てくれは立派ですが、値段もいいので、サッシ選択にあたってはコストパフォーマンスが優先されるべきだと思います。

長野県などの寒冷地では、最低でも樹脂サッシでLOW-Eペアガラスを採用するのが、正しい選択だと考えています。信州は山や田園など恵まれた景色があります。これらを眺めながら、かつ冬場のエネルギーロスを抑える、この辺が設計のもっとも難しく・顧客との調整が必要な部分です。

 

 



あまりにも断熱性能にこだわると、大きなサッシは採用しにくくなります。

さりとて外は眺めたい。外に出たい。

耐力壁という構造上大切な壁もそれなりに確保しなくてはなりません。

 

 



当然玄関ドアの断熱性能も大事です。

今回はドイツのレクサンドーレンという木製の輸入ドアです。飯田のナガイ社が輸入販売していて、20万程度~です。定期的にオイルを塗るメンテナンスが必要ですが、”味わいを増す”ということにこだわるならばこの手の玄関ドアになるでしょう。他には、ガデリウス社のスウェドアもいいですね。

国産でも開発が進みつつあるようですが、なかなか金額が高く、採用しにくい・・・。

 



24時間換気扇の本体=日本住環境社のルフロ400と配管ダクトなどのセットも現場に納入されました。これらの部材を使って工事をします。

 

 

 



大工さんはサッシの取り付けで外と中を行ったり来たり。電気屋さんが室内で配線をしていきます。

 

 

 



サッシが取りついた部屋の様子。グッと部屋らしくなりました。

 

 

 

 



整理整頓が行きとどいた、いい現場ですね。



大きな窓は2人以上で共同作業です。

 

 

 

 



 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

想い

誰もができる“もっと省エネ!”

•震災復興の遅れ・つのる福島原発への不安・故郷から引き離され家族バラバラで暮らす人々の無念・放射能にびくびくしながらの生活・TPP参加への不協和音・普天間移設問題・年金問題・円高・長引く不況・若者の就職難・・・。将来への不安が蔓延している日本ですが、これらの問題は、政治だけに頼るのはもう限界です。私たち一人ひとりが行動を起こすときは“今”です。
•未曾有の大震災からもうすぐ1年。ご存知のように日本の財政事情・エネルギー事情も危機的状況にあります。「誰かが何とかしてくれる。きっと何とかなる」は、もはや通用しません。すでに“電気料金の値上げや、消費税率のアップ”といった形で私たちにも負担が求められています。政治家をバカにしたり、東京電力を憎んだり、一喜一憂するのはそろそろやめにしませんか。すべてはテレビの向こう側の話ではなく、あなたの、わたしたち日本人、の問題なのです。石油などの枯渇燃料資源はあと30年分ほどしかありません。このままでは過去にそうであったように、今の文明社会も砂で出来た城のように崩れてしまします。

•私は今、住宅の設計・建築の仕事をしています。これまで200棟以上の住宅設計に関わって参りました。あなた様の「私も何かしなくては。どうすればいいの?」という真剣な想いにこれまでの経験を踏まえて、ご提案させていただきます。

 
なぜ今さら省エネなのか?
•私は15年前、“ログハウス”にあこがれて、長野市内の住宅メーカーに就職しました。いつか私も薪ストーブの前で読書をしながら、ゆったりとした時間が欲しかったからです。しかしいざ建築の実務に就くと、そこには住宅メーカーの利潤ばかりを追い求めた、「早く、便利で、快適、豊か、勝ちたい」そんな思想ばかりが蔓延していました。
•それでもこの会社で、200棟以上の住宅設計・建築に関わることができ、本当にたくさんのことを考え、建築主や職人、建築に関わるいろいろな人の話を聞くことができました。「建築主の思いがぎっしり詰まった住宅」、「高断熱でエネルギー消費が少なく、冬暖かく夏涼しい住宅」を実践し、一定の評価を得られるようになってきたことは幸いでした。
•住宅技術者として、ようやく自信を持って「これだ」という感触を持つことができた矢先に、会社が倒産。これまで一緒に苦労を共にしてきた仕事仲間や職人、材木屋さん・・・お互いに協力しあってきただけに残念です。
•倒産直後、私は人を信じることもできず、社長を恨み、働く意欲も失い、精神的にも肉体的にも限界を感じていました。経済的にも行き詰っておりましたので自己破産や離婚など極度のマイナス思考に支配されておりました。そしてその頃、あの東日本大震災が発生しました。
•たくさんの方の顔を思い浮かべました。これまで家づくりを担当したお客さんの顔、倒産した時点で未完成であった10件ほどのお施主様の顔、家族、仲間、私と同じようにだまされたたくさんの業者さんの顔・・・。
•数日後、私は気持ちが入れ替わりました。不謹慎ではありますが、明るみになっていく犠牲者の増加・被害の拡大と共に、私のモチベーションは上がって参りました。
•その後程なくして設計事務所を開設し、数件の未完成であったお施主様のお家づくりをご一緒させていただきました。それら工事に関わっていた業者の方々にもご理解・ご協力いただき、何とか半年がかりで未完成物件を仕上げることができました。
•これら過程の中で、ハウスメーカーのためでなく、建築主のため、日本のため、世界のため、地球のために貢献できないか、自身が蓄えてきた技術・ノウハウをぶつけてみたいという想いを抱くようになりました。
•私は今、日本人が向かうべき住宅づくりのことを考えています。先にも触れましたが、日本のエネルギー事情は切実です。森林の荒廃や、職人の高年齢化・後継者不足も同様です。お金で解決できる問題ではありません。
•日本にはまだたくさんの森林資源、精密機械や環境に関する高度な知識・技術、手間暇かけて我慢強く取り組むものづくりに対する高い技術を有しています。これらを無理のない範囲で組み合わせ、環境負荷の少ない、日本人らしい生活を営むことがこれからもでき続けると信じています。
•“省エネ”というと、何を今さらと捉えがちですが、生活に必要なエネルギーを、より無駄なく用い、枯渇資源燃料を未来へのお土産とすることは、今しかできないことであると私は思います。
•しおはら住宅デザイン設計では、これまで培ってきた省エネ技術を基に、苦労を共にしてきた職人たちと協力して、無駄な経費をかけることなく、あなたの「どうすればいいの?」にお答えしたいと思います。
•日本には古来より「もったいない精神」が根付いていたはずです。いやまだ忘れていないはずです。どうすればいいのかが分らないだけだと信じています。
■省エネ方法のあれこれ

一般住宅で消費される全エネルギーのうち、約1/3が冷暖房、約1/3が給湯、約1/3が照明・家電です。寒冷地では暖房エネルギーの割合がやや多いでしょう。

□ 照明はできるだけLEDや蛍光灯にしましょう。  1ケ1500円程度~

□ 新規で購入する家電は省エネ達成率の高い商品を選択しましょう。+1万円~

□ アルミサッシを樹脂サッシまたは木製サッシに交換する。内窓を付ける。1か所3万円~

□ 窓の内側に断熱ブラインド(ハニカムサーモスクリーン)と取り付ける。1か所15000円~

□ ガラスは2重または3重に。LOW-Eガラス、アルゴンガス封入タイプが望ましい。1か所 5000円程度アップ

□ 建物外皮に断熱材を追加し、2重壁とする。40坪程度の住宅で200万円~

□ 小屋裏に防湿シートを敷く。断熱材を追加する。40坪程度の住宅で10万円~

□ ファンヒーター暖房を薪ストーブに切り替える。40万円~

□ エアコン暖房を薪ストーブに切り替える。40万円~

□ 40坪程度の家を丸ごと高断熱化する(外壁断熱・床下断熱・小屋裏断熱・サッシ交換)1000万円~

□ ご自分の予算で出来る範囲で構いませんので、とにかく消費エネルギーを減らす方法を、ご相談ください。

 

■原発の再稼働を阻止できないか
•このままではまた原発に頼らざるをえません。
•放射能汚染とこれからもずっと、背中合わせで安心して生活できますか?
•あなたは、薪というエネルギーを生活に活かすことは出来ませんか?
•灯油や電気を垂れ流しているような、寒い家に住み続け、仕方のないことだとあきらめていませんか?
■「できることから始めよう」、ではもうダメみたい。
•万一、今、再度同じような震災が起こったら?
•いまだ故郷に帰れない仲間が大勢います。
•自分がそうなったらどう思うか?
•「みんなが他力本願」になってしまったら?
•でもやっぱり、できることしかできません。
•出来ることをすぐにやりましょう!!
(偉そうなこと言ってごめん。私もやります!)

読んでくれてありがとう。

美容室 affino(アフィーノ)完成。そしてOPEN

先日ブログでもご紹介しましたが、松本市美容室 affino様、めでたくグランドオープンしました。ご協力いただきました関係業者、職人、ご近所のみなさん、髪のカット・パーマお待ちいただいた方々、そして施主であるOさま、ご家族のみなさん、本当にありがとうございました。



こちらで”美容”というコミュニケーションを通じて、たくさんの方々が幸せを感じていただけるよう、陰ながら応援しています。お近くの方、ぜひご利用ください。



ダークブラウンとアイボリーが外観を締めています。玄関ドアのサイドライトにはイエローのアンティークガラス。ドアの取っ手もすこし個性を演出しています。春にはグリーンが入り、ますます自然感を演出できそうです。

 

 

 



セットコーナーは2脚。床が1段上がっています。設備配管のためでもありますが、空間にメリハリをつけています。  奥の大きなミラーが広くみせていますね。

 



玄関入って右手にある、待合コーナー。

マガジンラックを含む飾り棚兼収納はもちろん造作1点もの。塗りつぶしのホワイト塗装が手作り感を演出しています。雑貨が楽しいですね。

 

 

 

 

 



飾り棚収納の裏は実用的な収納です。結構収納量がありそうです。

 

 

 

 

 

 



洗髪コーナーです。タオルが下から取り出せるたなも作りました。

 

 

 

 

 



電気式のPS製パネルヒーターです。

断熱性能は灯油や電気代のランニングコストに結局跳ね返ってきますね。この美容院は断熱性能◎です。650Wのパネルヒーターですが、真冬でもこれ1台でいけるのではないかと思います。フレームは木製造作で、インテリア性もさることながら、コストダウンにも貢献しています。

 



セットコーナーから玄関入り口方向をみています。3つぞろいのペンダントライト、レジ台、その奥にはブログでも紹介した「カントリー風のたな」。

 

 

 



シャンプーやセットに使う道具などが搬入されてきました。ぐっと美容室らしくなりました。私はいつも理髪店で髪を切ってもらっています。美容室にお世話になったことはありませんが、ずいぶん違うもんですねぇ。今回こちらの設計をさせていただくにあたり、ずいぶんいろいろ勉強しましたし、教えてもらいました。

 



最初に下見に来たときは、こんな感じだったんだよなぁ・・・。

 

 

 

 

 

グリーンハイキによるキッチン改修工事

「キッチンが暗い!でも窓を付けるところがない!どうにかならないものか?」

そんなご相談からの改修工事を今回は紹介いたします。

確かに、東向きの勝手口ドアの上半分はガラスで直射日光は入るように考えてあったものの、数年前、お隣に建物が建ち、その光も間接光になってしまいました。そのため昼間でも調理時はシーリングライト蛍光灯を点けねばならず、窓を付けるには吊戸棚を撤去が考えられますが、収納量も減らしたくないし、その壁は耐力壁(耐震上有効で、安直に窓などつけられない)でもあり、半ばあきらめていたとのこと。唯一、窓を付けられるところといえば、コンロの上のレンジフードのある場所か・・・。しかし、図面を見ると、ビミョーなところに柱も存在している・・・。

 

 



グリーンハイキなる、壁付けのレンジフードの存在は、施主である奥様もご存知とのこと。この商品を利用して何とかならないか、よ~く検討します、ということで詳細に検討することになったのです。

 

 

 

 



 

 

グリーンハイキは20万円以上もする代物ですが、全体の工事費もできるだけ圧縮し(50万以下が条件)、窓を後付けする工事ですから防水面も要注意です。住みながらにして(キッチン改修なので3日以内)短期決戦でやろうということになり、塩原自らが工事をしました。



まずはレンジフードを外し撤去しました。

 

 

 

 

 

 



窓用の開口、グリーンハイキ用の開口をします。

 

 

 

 

 

 



窓取りつきました。グリーンハイキのカバーも取りつきました。スポットライト照明器具も付きました。

壁はマーブルフィール(プラネットジャパン)塩原により左官工事です。タイルも一部張替え、パテ処理を終えたところです。

 

 

 

 


外部からみるとこんな感じになりました。

南面なので、当然ですが一気にキッチンは明るくなりました。2階の窓とそろって、外観的にもいい感じです。

 

 

 

 

 



これがグリーンハイキの外機です。すべてステンレス製です。

結構でかい・・・。外壁からの出寸法は約400mmです。

 

 



下からのぞくとプロペラがあります。

要はプロペラファンが下向きについているのです。

 

 

 



左官工事を終え、完成です。

使用時にはガラス製の整流板をつけます。

窓は開閉ができるよう、シャノンさんに無理を言って、内倒し(特注)でフック棒にて操作。サッシの寸法もできるだけ大きく、ということで特注です。

特注中の特注です。製作期間約2週間かかりました。

 

試運転をしてみました。グリーンハイキ、照明共問題なく動作しました。実際にコンロで調理をした際の吸い込みの具合や清掃性など、後日聞きにいってこようと思います。

 

白馬~安曇野 山並みにうっとり

この前の土曜日・日曜日は、白馬や安曇野地域のオービー宅数件を訪問しました。ご在宅であったお客様のみなさん、快くお迎えくださりありがとうございます。ほとんどのお宅で薪ストーブを設置しており、薪の調達方法や薪ストーブのメリット・デメリットについて貴重なご意見を頂戴できました。これらのご報告はまた後日、ブログで発表していと思っていますが、どのお客様も導入してよかった、暖かいし炎をみて落ち着く、と感じてらっしゃいます。ただ、薪の調達方法や薪不足の心配など、課題や宿題もいただきました。

まあ両日とも天気がよく、すばらしい山並みを見ながら、心地いいドライブとなりました。


白馬・八方界隈です。

7年ほど前のK様が面白いことをしています。

 

 



ここを拠点に、すばらしい作品を生み出しています。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひホームページものぞいてみてください。↓

http://ameblo.jp/kiiroiwagen/theme-10014988452.html

そして安曇野方面へ



松川村界隈です。

おひさまの舞台、有明山ですな。

 

 

 



旧堀金村界隈。

常念です。

 

 

 

 

照明を大工がつくる

照明器具の選定もボチボチ締切です。しおはら住宅デザイン設計では、照明器具の決定は、可能な限り工事ができるだけ進んでからにしています。もちろん設計段階である程度想定された器具はあるのですが、ボリューム感や質感は空間ができてこないと、お客さんはイメージが持てないですものね。

Iさま邸では、吹き抜けにぶら下げる照明器具が、ついに決定できませんでした。Panasonic、ダイコー、コイズミ、オーデリック、東芝、それからインターネット・・・、カタログをたくさ~んご覧いただき、WEBでも相当探しました。ショールームへも見学に行っていただきました。「どうしてもしっくりくるものがない!」ということで、ついに必殺「それならつくるしかない!」をまたしても決行。今回は現場で少々余った材料を最大限利用して、大工さんに構想を伝え、手作りしてもらいました。

こちらが私が書いたスケッチ



 

作り手は大工であり、家具職人である北村さん。(家・具という屋号の家具屋さんなのです)

骨格となるリングをシナランバーコア合板から切り出しています。



 

円の直径を計算し、下書きの上、ジグソーという工具でくりぬきます。

 

 

 

 

リング修正



 

脚にランダムサンダーという電動のやすりを挟み、円形を整えます。バリもこの時点で落とします。

ひっ、ヒジョーに器用ですね(汗)。猿!?

 

 



 

 

 

 

 

吹き抜けの天井から、全ネジ3本でリングを吊ります



 

リングはナットで挟んでいます。この時点でホワイトに塗装します。

 

 

 

 

 

格子となる細い棒を塗装後、カット



 

 

 

 

 

 

格子を細い釘で止めつけます



 

 

 

 

 

 

 

 

電球の交換がほとんどできないので、もちLEDランプですね。



 

 

 

 

薪ラック・薪棚・薪小屋 開発の裏側③

今回は「知っているようで知らない薪のこと」

自分で薪を乾かすとなると、知っておかなければならないことが増えます。

 薪は1把、2把と数えますが、ではその実体は?

 どんな積み方がよく乾く保管方法か?

 間伐材利用の動きも活発化し始めています。

 それらを簡単に解説します。

 

A.薪の規格

一般的な規格を基準とします。 1束=直径22.5cm×45cm

体積は18リットルで一斗缶と同じ。

重さは8~14Kg

(比重はスギ0.4~ナラ0.7(絶対乾燥)ゆえに、7.2~12.6Kg+水分10%)

針葉樹は木の中に空気が多いため軽くなります。

材の重さに対する水分の重さを含水率と呼びます。

おおむね15%以下がよく乾いた薪です

●重さは、樹種と含水率によりかわります。

発熱量に関係するだけに困ったことです。

●薪の大きさは、22.5cm丸太を四つ割にすると

約11cm×11cmの扇形となります。

 

B.薪はどこから乾くか
木目や繊維による差が無いと仮定した場合、計算上は

繊維方向に割った面から84%乾きます。両端(木口)からは16%しか乾きません。(したがって木口が少々濡れても気にすることはありません)樹皮のついている面からはほとんど蒸発しないと考えられます。

●きちんと乾燥させるためにはとにかく原木を割る、そして割った面に風を当てることです。

冬場に伐採した薪はラック(棚・小屋)にいれてひと夏越せば焚けます。

いつ薪割をしたか日付を書いておくと乾燥の目安となります。

薪の木口に発生した割れ目が、その後狭くなったこと、触ると乾いていて冷たくないこと、拍子木のように叩いて乾いた音がすること、重さや色、などからもある程度判断できますがむずかしいです。市販の含水率計などを用いて乾燥度をチェックすることもできます。
C.薪をどう積むか



① いげた ・・・充填率約55%。充填率は悪いが、乾燥はいい。積み下ろしに手間がかかります。

 

 

 



②上向き・・・充填率約80%、生木に適する 充填率・乾燥とも中間です。実用的でおすすめです。

 

 

 



③密着  ・・・充填率約95%、乾燥済みの場合はこれが良い。 たくさん入るが乾燥させる場合、乾燥の進行度は悪い。

 

 

乾燥のためには、隙間を空けて積むことが大事。

 

D.針葉樹の間伐材を焚こう

間伐材は燃費節約になる

ナラは針葉樹の1.5倍火持しますが価格は2倍

針葉樹の間伐材のほうがローコストです。そのうえグリーン材(生木)なら乾燥の手間が含まれないからさらに安くなります。

間伐材を焚いても問題ない

針葉樹は油煙が多めですがよく乾燥していれば問題ありません。

時と場合にあわせてナラと使い分けて焚いてはいかがですか。

●森林保全のためにも間伐材を焚こう

日本の森林は病んでいます。復活させるために薪ストーブでできることは協力しようではありませんか。ましてコストメリットもあるのですから。

山に放置された間伐材



 

 

 

 

 

E.薪の消費量は

前記の太薪を2本ずつ2時間おきにくべるとします。

一日当たり16時間焚くとして

16h/2h×2本=16本=4束/日

1月と2月はフルに焚き、12月と3月は半分とすると

シーズンあたり360束となります。地域差や個人差も大きいでしょうから100~600束、平均300束程度でしょうか。

●ランニングコストは

グリーン材(間伐材の未乾燥薪)が200円/束として、

300束で6万円、月当たり1~2万円となります。

ナラ材の場合はほぼ2倍になります。燃料費が高いか安いかは、薪ストーブの暖房以外の効果も含めて考える必要があります。また無料で廃材や伐採木などを入手できることもあります。

また現在、灯油は薪より2割ほど安めですが将来は判りません。

総合的に判断すると、薪はローコストだと思われます。

なお、グリーン材(生の薪)は乾燥薪よりもローコストですから、乾燥用の薪ラック(薪棚・薪小屋)は数年で元がとれます。

グリーンラックWEBショップへ

 

完了したプロジェクトに白馬村 T様邸を追加しました

3年ほど前に完成したT様にご協力いただき、HPに建築当時の写真をアップしました。

ご夫婦2人が住まう、終の住処になりそうです。新天地でスキーや山の散策、薪ストーブを使った料理などを楽しんでらっしゃいます。冬の雪は大変でしょうが、薪ストーブを囲んでお友達を呼んでワイワイやるのもよし、薪ストーブの炎を見つめながらぼーっとするのもまたよろし。

わたし塩原の理想の晩年スタイルです。

薪の保管はグリーンラックにしてね



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